マガスチ2023 成功

「成功」と「失敗」の法則 の3つの柱を学び実践、行動へ。(No.1)稲盛和夫 著 No.339

今回の3本の柱

  1. 『試練(苦労)』を避けずに経験すること
  2. 『利他の心(純粋な心)』をもって物事に取り組む
  3. 『哲学』という根っこを正しくもち、理念や理想を描く

今回のマガスチは

『人として正しく生きる』

先日、逝去された稲盛和夫氏。

誰もが知っている経営のプロ?。京セラを立ち上げ
現在の
au を築き、JAL を立て直した、鹿児島出身の有志の 1 人。
これまでやってきた功績は、誰もがお圧倒されるべき結果。でも、大切にしてきたこ
とは、誰もが知っていること。

稲盛さんといえば「利他の精神」というくらい、常々
言われていることでもあり、実践してきたこと。

自分も大きな影響を受けた方の 1 人。
今また読み直してみると、これまでのこと、今の自分、どうして現状なのか?確認が
できるのでは?

そして、何を見直して、どう行動すればいいか?見えてくるんだと思います。

 

この(No.1)の内容で抑えておく必要があることは

  • 試練を絶好の「成長の機会」としてとらえることができる人こそが、限りある人生
    豊かで実り多いものとし、周囲にも素晴らしい幸福をもたらすことができる

  • 西郷隆盛は、苦難に耐え、苦労を糧とし人格を磨く努力をひたむきに続けた

  • 天は、成功という「試練」を人に与えることによって、その人を試している

  • 利己に囚われることなく自己犠牲を払ってでも相手に尽くすという利他の心大切に

  • 1メートルの長い箸を我先に自分の口にもっていく(地獄)長い箸を「あなたから
    どうぞ」と向こう側の人に食べさせてあげる(天国
  • 人には、正しい方向に導く羅針盤が必要。その指針が、理念や理想、哲学
  • 「哲学」という根っこをしっかり張らないと人格という木の幹を成長させられない
  • 嘘をついてはいけない、人に迷惑かけてはいけない、正直であれ、欲張ってはなら
    ない、自分のことばかりを考えてはならない。子供の頃、親や先生に教わったこと
  • 人生における玄人は、己の人間性を鍛えるための絶好のチャンス
  • あなたが差し出した愛は、必ずあなたに返ってくる
  • 人間は元々生きていくために、欲望や怒り、愚痴を持つよう作られてる。過剰は×
  • 思いは必ず現実になる。純粋な思いを持てれば。美しく、素直で、明るく、邪心が
    ない思いを。これが「動機善なりや、私心なかりしか」
  • 人間を苦しめる最も強い煩悩①「貪欲」②「怒り」③「愚痴」の三毒
  • 幸福になれるかどうかは、心のレベルで決まる。利己的な欲望を抑え、他の人に善
    かれしと願う「利他」の心を持てるかどうか
  • 成功が長続きしないのは「謙虚さ」忘れてしまうから

 

今回の3本柱の経験と実践について

①『試練(苦労)』を避けずに経験すること

これまで、どんな苦労をしてきただろうか。思い返せば理学療法士になった 24 歳から
苦労につぐ苦労を
30 年以上積み上げてきた気がします。人が経験しないような苦労も
数々経験してきました。ある時は「なんで、オレだけ、オレが」そんな気持ちを強く
なってやっていました。

24
歳で理学療法士になり、1 日のリハビリを実施する患者さんの数が、他の一般的な
病院の3倍?くらいの数になる病院で働き始めました。毎日プレッシャーで苦しく
て、逃げ出したくなるような状況でした。
6 年半いる中で、10 数名のスタッフが挑戦
しましたが、誰もが
3 年未満でいなくなってしまいました。逃げたくもなる、本当に
そういう状況だったと思います

でも、そんな中でさらに「スポーツトレーナーをやらないか」の恩師の誘いにも応え
てしまい、休日のほとんどはそのボランティア活動に時間を割かなければなりません
でした。ボランティアでやっているのに、病院でも叩かれ、業界的にも「医療行為
だ、違法だ」と騒がれ、いろんなことを言われました。

それでも、スポーツトレーナーも病院もやめようとは思っていなかったんですね。苦
しいし、嫌なことだし、大変なことでもあるし、自分の代わりになるスタッフもいな
い。これをこのまま続ける意味があるんだろうか。もっと楽な普通の病院に転職した
方がいいのではないだろうか?数えきれないくらい考えたことです。

当時は、まだ稲盛さんのこと、こういう考え方が書かれた本には触れていなかったと
思います。そもそも読書が苦手で
29 歳になるまで、1 冊の本を最後まで読めたことす
らなかった自分でした。

でも、
6 年以上やっていると、どんなに大変なことでも、苦労に感じることでも、逆
にそれくらいしていないと怖くなってしまう状況でした。自分は誰よりも苦労してい
るんだ。努力しているんだ。だから、必ず「なんとかなる」という思いだけでやって
いたんだと思います。

目指すものや、もっている欲求はさほど人と変わりませんでした。もっと収入が欲し
い、もっと仕事が楽なれば、もっと...。そういう気持ちも誰にも負けないくらい強か
ったと思います。

年収は
1000 万円は欲しい。ドクターが乗っているような外車に乗りたい。マイホーム
も欲しい。もっといい生活がしたい。挙げれば誰もが思うようなことで、誰もが得た
いと思うもの。ただ、日常はほとんど思い出すこともなく、それらに気持ちが持って
いかれることもなく、ただひたすら患者さんの治療や訴え、治せないことに腹を立て
て勉強する、目の前の患者さんや選手のことで頭がいっぱいでした。

だから、試練だと思っても、逃げ出すことができなかったんだと思います。

 

②『利他の心(純粋な心)』をもって物事に取り組む

誰だって、自分のことが気になるだろうし、自分の都合を先に考えてしまうだろう
し、仕事もどこかで「ご飯が食べれないから、給料がもらえないと大変だから」そん
な気持ちを持ちながら働いているもの。それが悪い訳ではないけれど、そんな生き方
していては、正直、これから先どうなるでしょうか。

有名になれるだろうか、周りに認めてもらえるだろうか、自分の収入が上がっていく
だろうか?豊かな生活できるだろうか?誰が考えても無理でしょう。

私自身、学生時代からガキ大将で、そんなに人を大切にしてきたとは思えません。自
分よがりだったと思います。いつも自己中心的な考えをもっていたかもしれません。
それは理学療法士になった当初も、さほど変わっていなかったでしょう。

でも、日々多くの患者さんの訴えを聞き、苦しい状況を知り、思い悩んでいる姿をみ
ると、心の底から「なんとかしたい」という気持ちが湧いてきて、とにかく患者さん
や選手のことばかり考えるようになっていました。

どうしたら治るだろうか?どういう接し方をすれば元気になるだろうか?スポーツの
現場に足を運ぶと、学生時代に膝の靭帯を切ってしまった自分と同じような状況にな
っている子らもたくさんいました。そんな子らと触れ合っているうちに、さらになん
とかしてやりたい、自分のようにケガで競技が続けられないなんて、もっと嫌なこと
だと思い、できる限りのことをしました。

もちろん、自分の休みを使うことになり、遊んだり、ゆっくり過ごしたりという時間
はほとんど取ることはできません。自分の代わりになるスタッフもいません。他の病
院の理学療法士が同じようにスポーツトレーナーをやっているという話もあまり聞く
こともありませんでした。

結局、自分がやるしかなかったし、もし自分がそういうことをすることが嫌で、行き
たくないと思い、行かなかったとしたら?キッと自分のようになってしまう、そう思
うと、大変であっても「行くよ」と約束してしまっていました。最初の数年は、どこ

かで嫌だなと思いながらやっていたんですが、段々と治せる子も増えていき、さらに
多くのチームと関わる機会もいただき、トコトンやっていうちにワクワクしてスポー
ツ現場や大会に向かっている自分がいました。

いつしか純粋に「なんとかしてやりたい」「勝たせてやりたい」「できるようにして
やりたい」そういう気持ちだけをスポーツ現場にもっていけるようになり、病院の患
者さんにも同じように接するようになっていったんだと思います。

もし、私自身が
30 歳で年収 1000 万円になれたのはなんでだと思いますか?と人に聞
かれたら、純粋に患者さんや選手をなんとかしたかったから、なんとかスタッフもで
きるようにしてやりたかったからと答えると思います。なぜなら、そう思ったことが
事実だから。

決して、センスがあったわけでもなく、コミュニケーション能力が高かったわけでは
ありません。逆に人と話すのは苦手な方でした。でも、「なんとかしてやりたい」そ
いう気持ちが、それらの苦手だと思う気持ちを飲み込んでくれたのかもしれませんね

 

③『哲学』という根っこを正しくもち、理念や理想を描く

哲学というと難しいという印象を持ちがちですが、ほとんどの内容は、学生時代や
からいろんな形で教わってきています。言われてきています。私自身も、学生時代は
「そんなことわかってるよ」なんて反抗して、おふくろにいつも言い返していたよう
な気がします。

人として、嘘をつくな、約束破るな、挨拶をちゃんとしろ、目上の人に対して失礼
態度を取るな、するな。こういうことは多くの人らからアドバイスされたり、言われ
たりしてきました。

患者さんや選手相手だったので、ウソを突き通すことはできませんでした。いつも狭
いリハビリ室で監視されているかのように見られていました。また、地域のつながり
もあり、誰かが誰かに伝えていく、それが手に取るようにわかるんですね。

いつまでに治すからね、なんていえば、それを破るとウソをついたことになってしま
う、そう思い、その〆切までにしっかりと治すために必要なことをする。中途半端な
ことをするとすぐにバレてしまうので、誠実に患者さんらの治療には向かい合わない
といけない

もちろん、治療だけが仕事ではなく、病院で働いている以上「保険診療」で成り立っ
ているので、カルテにリハビリの記録を毎日記載しないといけないという作業もあり
ました。これは本当に自分が苦手なことで、でも
1 日ためてしまうと、もうとんでも
ない量になる状況でもありました。

もちろん、自分を理学療法士の道へ導いてくださった理事長への恩も感じます。自分
次第で、病院に来る患者さんやスポーツ選手の数も大きく変わってしまうし。増やす
こともできるんだ、だから自分がしっかりしていないといけない。いつもそう思って
いました。

24
歳の夏、まだ理学療法士になって半年くらいしか経っていない時に、理事長から
「オマエのリハビリのビジョンはなんだ?」と聞かれ、そもそもビジョンという言葉
がわかりませんでした。辞書で引いて、初めて知り、それからはどこかで自分が目指
す理想のリハビリを考えていたんだと思います。

そして、それが
30 歳を過ぎた頃に明確になり事業計画なるものを自ら作って病院に提
示したりもしていました。

それを実現するためには、今の自分ままではいけない。もっと人として成長したい、
成長しなきゃ、そのためには。通勤時間が長く、途中フェリーにも乗っていたので、
その時間はいつも「自分はどうあるべきなんだ」「どう改善したらいいんだ」と考え
ていました。気づけば読書が趣味になるくらい多くの本を読むようになっていたんで
すね。

32
歳の時「7 つの習慣」の著書に出会いました。それは哲学の基本中の基本が 7 つの
習慣に分けて書かれているように思えた本でした。それから
24 年、ずっと読み返して
いる本の一つになりました。

いい人になりたいとは思わないけれど、人としてあたりまえのことを大切にできる人
間にはなりたい、そう思っています。

哲学や理念、理想、自分の考えや解釈ではなく、長い歴史の中で大切にされてきたも
の、確認して少しずつでも実践できるようになることが、人として正しく生きるため
の最初にすべきことなのかもしれませんね。

 

具体的な行動を生み出す問いかけで、行動を決めていく
「成功」と「失敗」の法則(No.1)

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