「スポかごNEWS」編集長として、更新情報とメールマガジンを配信しております、政純一郎(つかさ じゅんいちろう)です。
東日本大震災から9年。あの時と同じような重苦しさ、あのとき以上にのしかかる見えない「敵」との戦いを多くの人たちが繰り広ている中で、センバツも中止という苦渋の決断が下りました。
こんなかたちで一つの夢が絶たれてしまった球児、指導者、関係者の心中はいかばかりかと察するにあまりありますが、その日が3・11であった意味を、それでも自分にベクトルを向けて、叶えられる次の夢への道を歩むエネルギーにして欲しいと心から願います。
本来なら私も午後6時から予定だった鹿児島城西のグラウンドでの監督会見を取材すべきところでしたが、別のことを優先しました。
午後4時から古田仁先生とのミーティングが入っていました。
テーマは「世の中の仕組みを学ぶこと」
人の身体にはツボ(経絡)は365個あるという話から始まり、「3」という数字が大きな意味を持っていることを学びました。「三位一体」「三種の神器」「三本柱」…ものごとを形成しているのはたいてい3つの要素から成り立っているものが多い。そういう仕組みや意味が分かっていれば、自分のやろうとすることを3つの柱で考えていけばいい。
例えば古田先生の会社は「ヒューマン・ケア・ドリーム」、「人」を「ケア、サポート、助け」て「夢」を叶えるという3つの柱をもとに、整骨院・オルタナや訪問看護、スポーツトレーナーなどの事業を展開しています。
私の会社は「スポーツかごしま新聞社」です。「スポーツ」で「鹿児島」を盛り上げる「新聞=メディア」を作りたい。鹿児島新報がなくなった2004年以降、16年間変わらずに掲げたことがこの社名に込められています。
ミーティングには古田先生の息子のS君、S高校のY先生も加わり、現在展開しているオンラインサロン「仁サロン」をどう充実させて、それぞれのやりたい夢や目標につなげていくかという話になりました。
今、私が「スポかごNEWS」で取り入れたいコンテンツに「動画」があります。いろんなところにインタビューに行き、それを「文章」や「写真」で再現するのが私の生業でしたが、「動画」も加わればさらに面白くて、内容のあるメディアになるのではないか。「3要素」の仕組みでいうなら「文章」「写真」+「動画」の3本柱でこれからの「スポかごNEWS」を作っていけば、今までより1つ、ステージが上がりそうです。
今、私が持っている能力で、話を聞かせていただいた方から実のある話を引き出し、それを文章や写真記録することはできます。動画も撮影するのもそれなりにできるでしょう。それを編集したり、ネットにアップするとなるととても私1人ではキャパオーバーです。
「仁サロン」は自立から共生を目指す人たちの仲間を増やしていくために、人を惹きつけるコンテンツを作っていく必要があります。動画の編集やネットにアップする能力のあるスタッフがいます。であれば私が考えている動画が「コンテンツ」としてお役に立てるのではないか…そんな話をしていたらあっという間に4時間近くが経過していました。
早速、第1回目の対談相手は、古田先生が伊敷中時代のバスケット部の監督で、九州大会優勝に導いた吉川覚先生に登場していただくということで話が進みました。
まずは1回目を成功させて、2、3回目と定期的に実施し、継続させていく「かたち」を作っていこうと思います。
今年の「3・11」は私にとって新たな一歩を踏み出そうと決意する日になりました。